暴雨郵便局

E23 · B

火を手渡す

火を受け取ったあなたへ

暴雨郵便局へようこそ。二千年前、ローマの詩人は、命あるものが世代ごとに入れ替わる様子をこう書きました。「そして、走者のように、命の松明を手渡していく。」——ルクレティウス『物の本性について』(紀元前55年ごろ)

夕方のトレーニング室。窓ガラスは息で曇り、壁には黄土色の練習予定表が貼ってあります。この手紙は1935年から36年のロンドン東部から届きました。封筒はくすんだ緑のクラフト紙で、題字は斜めに傾いた、力強い手描きのブロック体。クリーム色のリノカットには、ひと組の手がもうひと組の手から炎を受け取る様子が彫られ、その下には濃い緑の競技場の輪郭、わずかにずれて刷られた錆色のインクは、押したばかりの指あとのようです。

火は誰か一組の手のものではなく、誰かがまず自分の区間を走りきらなくてはなりません。このリレーにどうぞ加わってください。あなたの手紙をお預かりして、次の人へゆっくり渡します。

次の区間は、あなたに

暴雨郵便局

1935〜36年・ロンドン東部

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