暴雨郵便局

M12 · A

帰郷の道

家へ向かう道を歩くあなたへ

暴雨郵便局へようこそ。この手紙は1920年の暮れ、霜が降りたばかりのドン川流域の野で書かれました。川は草原のあいだをゆっくり曲がって流れています。封筒は布目のある深い森の緑で、素朴であたたかな彫り文字は木から彫り出したよう。クリーム色の木版画には草原と蛇行する川、黄土色と錆色の民族織りの縁取りが控えめに縁を押さえ、生成りの医療用の布帯が、結んだばかりの包帯のように横切っています。

荷馬車で夜道を行く旅を、ある詩人はこう書きました。「……宿を恋しがってため息をつきながら、道ばたでふと出会う、悲しげな村々の、ゆれる灯り。」——ミハイル・レールモントフ『祖国』(1841年)

その灯りは誰のためにともされたものでもないのに、どれも道を少しだけ短くしてくれました。道は長く、手紙はゆっくりです。書きたくなったときに、一通どうぞ。

曲がり角ごとに灯りがありますように

暴雨郵便局

1920年末・ドン川流域

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