M07 · B
空が広がるとき
空を見上げているあなたへ
暴雨郵便局へようこそ。この手紙は、描かれたものです。クリーム色のリネン紙の縁には、紫がかった青の雲が幾重にも塗られ、その下には角ばって少し歪んだ街のシルエットが立っています。手描きのセリフ体の題字は表情豊かですが、どの文字もはっきり読めます。その上に、黄銅色の細かい実験図が重なり、梅色の破れ縁のラベルには科学の言葉。1914年、空はときどき、便箋のように広がります。
シェリーは、一片の雲の口を借りてこう言いました。「私は海と岸の細かな隙間を抜けていく。変わりはするが、死ぬことはない。」——パーシー・ビッシュ・シェリー『雲』(1820年)
雲は変わっても、手紙は手紙のままです。空が広がるとき、怖がるのを急がなくていい。まず見上げて、見たものをゆっくり書き留めてください。雨が証人になります。
雲の下で待っています
暴雨郵便局
1914年・円形ホールの上空
追伸 空が広がるときは、この一枚も平らに広げてください。